フォトンとは
惑星ソディアから生まれる特殊物質「フォトンマテリアル」から発せられる特殊エネルギー。
自然の物理学的エネルギー理論とは別の、完全に独立したエネルギー体系を持っている。
人の思考に反応して光や熱、磁力を発すことがわかっており、
太古の昔から人類はフォトンを利用して文明を発展させてきたと言われている。
現在では「ビルドテック」を用いてフォトンの操作を細分化
多目的に利用できる操作機構「ビルドデバイス」を開発し、
ビルドフレームなどの設計から開発、操作・運用などが行われている。
※物理学でいう光子とは別として扱われるため「晃子」と表記される場合もある。
フォトンマテリアル
フォトンを内包する特殊金属物質。
特徴として常に淡い光を発しており、
その種類によって大小様々な物理衝撃耐性や固有能力を有している。
また内包するフォトンにより、ある程度のサイズ・簡単な機構であれば
形作るだけで動力なしに動かすことが可能である。
そういった利便性から日用品から住居、ビルドフレームの開発に至るまで、
人類の発展に欠かせないものとなっている。
フォトンクリスタル
地中のフォトンマテリアルから発せられるフォトンが凝縮し、結晶化した物質。
内包するフォトン量はフォトンマテリアルよりはるかに上回るため、
フォトンマテリアルよりも取り扱いが難しく、
爆発の危険性からも発展初期では危険物として扱われていた。
しかし、フォトンビーストに対抗するビルド運用のため、
フォトンの高出力化・調整を行う動力源「アクトジェネレーター」の核として使用、
その需要が急激に上昇した。
現代ではより高純度なクリスタルを求めて発掘競争や高額取引が各地で行われている。
フォトンクリスタルの等級
フォトンクリスタルから発せられるエネルギー量や出力量は
クリスタル自体の品質に左右される為、D級からS級までの等級が決められている。
この等級は核とするジェネレーターの品質に直接影響するため、
A級以上のものは殆ど一般に流通せず、大きな研究所や軍により高く取引される。
フォトンプラント
地表や洞窟、地下や海底などに生成される
フォトンマテリアル・クリスタルの採掘ポイントのこと。
惑星ソディア内でマグマのように対流する高温のフォトンマテリアルが地上に噴出し形成。
大きくなると花のような形状になるため、
発見されたプラントはそれぞれの花の名称によって名前が付けられている。
プラントは人類にフォトンマテリアルという恩恵を与えてくれる一方、
同時にフォトンビーストの生まれる源でもある。
プラントから噴出する「フォトンクリスタル」を核に「マテリアルキューブ」が生成。
これが大きく成長してフォトンビーストが生まれる為、
新たなプラントの噴出や未だ見つかっていないプラントを放置することは危険である。
常に各国で周辺のプラント調査が進められ
発見次第、速やかに人工採掘用として厳しく管理する必要がある。
フォトンビースト
惑星ソディアに生息する巨大原生生物。
その体はフォトンマテリアルで構成されており、自らの意思を持って行動している。
姿形も様々で、大多数を含める「原生種」によって生態系が構築されていおり、
互いに干渉しながら地上に生息している。
人類は過去に幾度もフォトンビーストにより危機的状況に追いやられており、
現在ではビルドテックの発展によってある程度の対抗策が取れるものの
群れの大移動や凶暴な種による襲撃により、常に危険に苛まれている。
フォトンフェーズレベル
ソレイリス大陸大戦から停戦にかけてフォトンの研究が進み、
現在では2つの状態(フォーム)が確認されている。
またそれぞれにも能力の段階(フェーズ)が存在し、
より強力なビルド・兵器開発のため活用されている。
フォトンエナジー(PE)
フォトンの基本状態。(略称:PE、エナジーなど)
フォトンマテリアルから発せられる光・熱・磁力、
クリスタルやジェネレーターで発生するエネルギーなどが該当し、
日常生活のビルドテックから軍事用のビルドフレームまで利用されている。
フェーズ1 発光、発熱、磁力としての利用、日用・生活に利用するエネルギー、
フェーズ2 アクトジェネレーターでの利用、軍事用兵器での利用
フェーズ3 エナジーアーマーとしての利用、エナジー兵器の利用
フォトンエナジーの弱点
フォトンエナジーは様々な状況下で減衰、拡散することが報告されている。
空気中
マテリアルやクリスタル内にあるフォトンのエネルギーが空気中に放出されると、
徐々にエネルギー量が減衰・拡散することがわかっている。
そのため超長距離対象への攻撃には向かないため、
スナイパーにはフォトンクリスタルを応用した実弾兵器などが利用されることが多い。
海上、海中
海水の影響によりフォトンの拡散が見られることがわかっており、
エナジーアーマーの防御力が大幅に減少する。
そのため海洋フォトンビーストの脅威は地上のフォトンビーストの比ではなく、
大陸外の進出に大きく影響している。
現在は水深200m以上の海域での安全性は確保されておらず、
航路として利用されている領域でも未だフォトンビーストによる被害は絶えない。
地表からの高度、成層圏
Z.C.0995、現在のビルドテックの技術レベルにおいて、
浮遊・高速飛行・長距離航行などは可能とされている。
しかし、地表から50m毎にエネルギー消費コストの上昇、
ビルドの耐久値が大幅に減少することが確認されており、
高速での移動は空気抵抗の影響も相まってビルド崩壊の危険性があるため、
航空ビルド開発の障害となっている。
そのため、戦場における試作的な飛行ビルドなどの開発はされるものの、
戦況を大きく塗り替えるほどの飛行ビルドや量産体制が整うほどまでには至っていない。
<大型輸送船の実装>
戦場における飛行ビルドの開発に難航するものの、停戦期において安全区域での飛行については研究が進み、一部の輸送ルートにおいて大型輸送船が利用されたり、前線前の兵站輸送などにも活用されている。
ただし高速での移動は行えず、フォトンエナジーの多くを飛行ユニットに割かれる関係上、攻撃・防御性能が格段に落ちるため、輸送機周囲の防衛は必須である。
フォトンフォース(PF)
フォトンの高圧密集状態(略称:PF、フォースなど)。
エネルギー量が高く、フォトンエナジーに対してほとんどの場合で優位性を持って効果を発揮する。
代表としてフォトンビーストの神域種、メガロ種、暴竜種の「フォトンフォースフィールド」、
ギガスやGSフレームの「フォトンフォースアーマー」などがあげられ、
エナジーでの攻撃、兵装では破るのが難しい。
またエネルギーの範囲を超えた利用も可能で、
神域種の飛翔能力、暴竜種のフォースによる強力なフォトンブラスト攻撃、
ギガスのフォース兵器などの特殊能力などが確認されている。
これによってフォトンエナジーの弱点によるビルド制限を解決すると期待されており
ビルドテックの発展のため研究が進めらている。
フェーズ1 フォースアーマー、フォース兵器
フェーズ2 ????
フェーズ3 ????
第三段階?
一部の神域種が起こす現象や過去の文献によるギガスの記録からは
「エナジー」「フォース」では説明がつかない事象があり、
一部の研究者には更に上の段階が存在するのでは?と囁かれている。
フォトンの利用方法
フォトンフィールド(エナジーフィールド、フォースフィールド)
フォトンビーストが持つ能力。
自身の周囲にフォトン障壁を発生させ、物理・エネルギー攻撃などを無力化する。
強度や特性、持続時間はフォトンビーストの種類・個体・コアによっても様々であり、
扱いによって防御以外にも移動や攻撃手段などに利用されることもある。
ただし、フォトンビースト側からもフィールドを介しての攻撃ができないため、
攻撃の際はフィールドを解除する必要がある。
フォトンアーマー(エナジーアーマー、フォースアーマー)
過去の超兵器「ギガス」が持っていた能力で、
現在のGSフレームなど一部のビルドが持つ防御システム。
機体の表面上をフォトンの防御壁で覆い、攻撃からの衝撃を大幅に減少させられる。
フォトンビーストのフィールドと違い、
武装に干渉しないため攻撃時に解除が要らず常時展開が可能である。
反面、エネルギーコストが高くフォトンフィールドほどの防御力・柔軟性はない。
フォトンエナジー兵器(PEウエポン)
ビルドテックにより開発されたフォトン兵器。
エネルギーによる攻撃で、エナジーフィールドやエナジーアーマーに対して効果が高い。
ただし、距離によるエネルギーの拡散が激しいため、
射撃武器は実弾兵器よりも射程距離により劣るのが弱点である。
例
<近接武器>
・エナジーヒートブレード
・エナジーヒートアックス
<射撃武器>
・エナジーブラスター、PEブラスター
・エナジーバスター、PEバスター
フォトンフォース兵器(PFウエポン)
フォースを利用した兵器。
エナジーと違い、エネルギーの減衰がほとんど無いため、
フォトンをそのまま実剣として利用、超長距離での射撃を可能にした。
しかし、現在の技術ではジェネレーターの出力利用量に対して効果との釣り合いが取れておらず、
現実的な利用が見えていない。
巨神戦争期、ギガスに使用されていた武装のほとんどがフォース兵器と言われている。
例
<近接武器>
・フォースブレード
・フォースアックス
<射撃武器>
・フォースブラスター
・フォースライフル
・フォースバスター
アンチフォトンエナジーコーティング APEコーティング
フォトンアーマーの発動には高出力なジェネレーターが必要であり、
また発動したとしてもかなりのエネルギー量を利用されてしまうため
大陸大戦時、十分なプラント開発が進んでいない連合にとってはアーマーの標準装備は難しかった。
そこでフィールドの発動を捨て、
コストを抑えた防御方法として開発されたのがAPEコーティングである。
フォトンクリスタルを粉砕し、塗料に混ぜて機体にコーティングしたのが始まりで
フォトン兵器に対してある程度の減衰、耐久力を得ることが可能になった。
加えて、このAPEコーティングにより
防御面に割いていたエネルギーを機動力・兵器系に回すことができるため、
連合軍の大幅な攻撃力強化につながった。
現在ではクリスタルの質やその他のマテリアルとの混合により、
大陸大戦時よりも効果の高いものが開発されているものの
あくまでコーティングであり、数度の攻撃でその効果は失われてしまうため、
多くはこのAPE粒子を利用したシールドやAPEジャマーとの併用が推奨される。
APEシールド
APEコーティングと共に利用されるシールド。多重構造によりエネルギー耐性と防御力を強化している。
APEジャマー
APE粒子を空気中に拡散し、フォトン兵器の拡散を図る兵器。
フィールドの減衰が激しい航空ビルドの防衛手段としても利用される。
しかし、同時に自身のフォトン兵器の拡散や推進ユニットにも影響を及ぼし、逆に航空兵力に対して事前に上空に散布することで、戦闘域内の飛行コントロールを奪う方法にも用いられる。
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コメント
早速拝見させていただきました。
野生種のビーストの形状が魅力的でした
討伐イベントとかも盛り上がりそうですね。